11月24日(金)から、ブラック・フライデーが開催されます。今年もAmazonは、年に一度の大規模なセールで、大量消費を掻き立てます。「ワンクリック」で欲しい物が何でも届く、その便利さの裏側を考えたことがある人は多いはずです。
事実、その便利さの背景には倉庫作業員や配達員の過酷な労働があります。倉庫作業員は、アルゴリズムに命令されながら、荷物の仕分けをしています。また、配達員は、過酷なノルマに怯えながら、事故や怪我の危険を犯してまで荷物を運んでいて、すでに深刻な労働災害も起きています。
また、大量消費を煽ることは、二酸化炭素の大量排出や大量廃棄に繋がります。例えば、イギリスでは、2021年のブラック・フライデー商戦全体では、38万トンの二酸化炭素が排出されました。これはロンドン—シドニー間を、飛行機が215回飛ぶのと同じくらいの二酸化炭素排出量です。
こうした状況を受け、私たちは世界の環境NGOや労働組合とともに、アマゾンによるブラック・フライデー・セールの即刻中止を求めます。
アクションの訴えは以下2点です:
・アマゾン労働者に正当な賃金と労働環境の改善
・気候変動を加速させる大量消費を掻き立てるのをやめるべき
加え、一部の地域では、パレスチナ人を監視し、抑圧する監視テクノロジーへの加担をやめるべきという論点を含めた抗議を行います。

アマゾンが毎年、ブラック・フライデー商戦で消費を煽るなか、世界各地では、アマゾン倉庫の労働者たちがストライキを起こし、環境NGOなどが一緒になり、労働者と自然を犠牲にするビジネスのあり方にNOを突きつけています。2022年には、世界135箇所で抗議アクションが行われました。今年は日本からも、仙台、東京、福岡、京都など全国各地からも、世界の環境運動・労働運動と連帯して抗議の声を上げます。
アマゾンに対し、一緒に声を上げましょう!
アクション情報
開催日時 2023年11月24日(金)
・仙台:
15:00~16:00 電力ビル前にて街頭宣伝 (マーブルロード大町と東二番町通りの交差点)
・東京:
16:50~ アマゾンジャパン本社(アルコタワーアネックス)にて申し入れ
17:15~ 目黒駅前(目黒セントラルスクエア)で街頭宣伝
・京都:未定
・福岡:
18:00~18:45 福岡吉塚デリバリーステーションにて街頭宣伝
■参加者募集中!FFF気候正義プロジェクト
私たち、Fridays For Future Japan「マイノリティから考える気候正義プロジェクト」は、活動の参加者を募集しています。労働者や気候危機の影響を最も受けるグローバルサウスの人々と共に、環境破壊をもたらす企業の行動を調査・告発しています。特別な資格や能力は必要ありません。中学生から高校生、大学生、若手社会人が中心となって活動しています。
参加希望のご連絡やお問い合わせは、公式LINEまでお願いいたします。